【絵日記】わすれられないおくりもの

わすれられないおくりもの」という絵本がある。

ロシアン軍団の先代猫、ももちゃんが亡くなった時、かかりつけだった病院の院長がわざわざ届けて下さった本。

主人公のアナグマはもうずい分年をとっていて、ある日亡くなってしまう。
でも彼は友人たちにたくさんのおくりもの-生活の知恵や愛情-を残していったので皆悲しみを乗り越えてずっと思い出を大切にできた。

とっても簡略するとこのようなお話だ。

先日寝る前に本を読むときに、カズ君がこの本を選んできた。
ちょっと文章が長くて内容的にも少し早いかなと思いつつ読んだが、カズ君は熱心に聴いていた。

そして聞いてきた。

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「とっても年をとっていたからよ」と答えると、すぐにまた聞いてきた。

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それで、難しいとは思ったが説明してみた。
生き物は生きていられる長さが決まっていて、だんだん年をとっていくとその長さが終わりになってくるんだよ。

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なんだか答えになってないんだけど、とりあえずそれ以上聞いてくることもなく、眠りに付いた。

でも翌朝。

朝ごはんの食卓で、カズ君がポツリと言った。

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胸が痛かった。

カズ君は自分なりにあれからも考えていたんだね。
昨夜は寂しい気持ちで眠ったのかもしれない。

ごめんね・・・。

子供を育てるって、本当に大変なことだ。

「赤ちゃんはどこからきたの?」って質問になんて答えようかと、子供がまだ小さなうちからアレコレ悩む親は多いことだろう。
ワタシもちょっと考えたりしている。
(そういう意味ではブリードをやめたのが、ものすごく残念。
いつか出産に立ち合わせるつもりだったんだけど・・・)

でもその質問より先に死について聞かれてしまうとは思っていなかった。

自信をもって子供に死生観を語れる親がどれほどいるだろう。
子供を育てるってことは自分の哲学を作っていくことでもあるんだね・・・。

カズ君はワタシが感じていたよりうんと成長している。
彼の頭の中ではウルトラマンやポケモンやゴーオンジャーだけでなく、そんなことまで考えられるようになっているんだ。

「こんな話はまだ早い」と思わずに、その都度答えてあげないと。

カズ君が生まれた日の夜。
ワタシはひどいマタニティーブルーにおそわれた。

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そりゃもう、とんでもなく悪いことばかりが頭の中でぐるぐるまわり、涙が止まらない。
翌朝顔が腫れ上がるくらい泣いて、とても辛い夜だった。

あんなに産まれるのを楽しみにしていて、産まれたことが嬉しくてたまらなかったのに、ホルモンの仕業はオソロシイ。
(ちなみにひぃちゃんの時は全くなかった・・・なぜ?)

でも、その時思ったことは別に検討ハズレのことばかりではない。
そんなこと心配してたって仕方ない、っていうだけだ。

この先カズ君もひぃちゃんも、いろいろな出来事に出会い、悲しんだり怒ったり辛い思いをしたりしてそれを乗り越えていかないといけない。
その時少しでも不安をやわらげる存在でいてあげたい。

カズ君、お母さんは元気で長生きするよ。

そして大変なことも多いけど、楽しいことも嬉しいこともそれ以上に沢山あるのが生きているってことだねって言って貰えると幸せだ。

・・・いや、マジで長寿の家系なんデス(´・ω・`)b